得津の故郷でもある神戸市で開催された10th Asian Biological Inorganic Chemistry Conference (AsBIC10) において、大阪大学の正岡博士、SPring-8の川上博士らと共に「Natural and Artificial Photosynthesis」セッションをオーガナイズしました。
セッションの基調講演者としてLawrence Berkeley National LaboratoryからJunko Yano博士、そして愛媛大学よりMiwa Sugiura博士をお招きすることができました。
お二人には、天然光合成の光化学系IIにおける水分解反応の最新研究についてご講演いただき、人工光合成分野の研究者らに「天然の光合成システムの妙」を伝えていただくことができました!
顔も名前も知らない得津からの突然のオファーをお受けいただき、誠にありがとうございました。
この場をお借りして心より感謝申し上げます。
また、同セッションにおいて得津も「Understanding Robust and Flexible Photosynthesis in Nature」という演題で講演を行いました。
完全なるアウェーな研究分野での講演でしたが、これまでにわかってきた植物や藻類の環境応答や、それらを活かした人工光合成への展望を紹介することができました。
会場からの質問や、セッション後にも何名かの方々とお話する機会がありましたが、少しでもご興味を持っていただけたのであれば幸甚です。
本セッションの間には、共同オーガナイザーの正岡博士の受賞講演もあり、人工光合成分野における正岡博士の多大な貢献に感銘を受けました!
ご受賞おめでとうございます!!
また、夜にはセッション関係者の皆様らと三ノ宮の老舗とけいやで神戸牛すき焼きを囲み、より深い研究ディスカッションが進みました!
2020年の新型コロナウイルスの影響が拡大しだしてから、多くの学会活動がオンライン化され、なかなか対面で議論する場が設けられない期間が続きました。
「対面で研究発表を行い、そして時間を気にせず忌憚ない意見を交わす」
これが再びできるようになってきたのはとても感慨深いですね。
皆様、お疲れ様でした!
海外から参加してくださった方々は、どうぞお気をつけてお帰りください。
またお会いできる機会を楽しみにしております。
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