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Project | 03
植物をサイボーグ化する!?
地球が誕生してからおおよそ46億年もの時が経過したと言われています。現在のように生物多様性にあふれる地球が形成されるに至ったきっかけは、おおよそ27億年前に誕生した酸素を生み出す光合成生物の活躍によるところが大きいと考えられています。
原始の光合成生物の実体はシアノバクテリア(ラン藻)とよばれる微細藻類でした。現在ではラン藻以外にも、私たちが目にする色とりどりの陸上植物はもちろん、0.1mm以下の様々な単細胞藻類などが活発に光合成を行っています。
これまでの光合成研究により、面白いことに多くの光合成生物でその反応装置(光化学系2)の基本構造は同じだと考えられています。
つまり、27億年前に誕生した光合成装置は悠久の時を経てもなお、その姿を維持していると言えます。このような『完成された生物装置』あるいは『27億年にわたる進化の停滞』に挑戦すべく日々研究を進めています。
現在のところ光化学系2の人為的進化(サイボーグ化)の可能性を示唆する興味深い研究結果が得られていますが、より確かなものとするために多角的な検証を進めているところです。今後の公表をお待ちください!
このプロジェクトは自然科学研究機構に所属している(た)若手研究者を中心として発足したものであり、多くの分野を跨いだ異分野融合型研究です。今後も様々な分野からの新進気鋭の研究者らの参入を期待し、共に未来の新たな研究分野の開拓に貢献できればと考えています。また、プロジェクトの長期的究極目標としてサイボーグ化した光化学系2を起点として植物個体のサイボーグ化、つまりサイボーグ植物の創出を夢見て研究を進めています。本ドリームプロジェクトへの参画を希望する方は是非お知らせください!
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